SAPジャパンと日本HP、IT運用管理分野で協業関係を強化

ニューズフロント2004年05月10日 14時31分

 SAPジャパンと日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は5月10日、異機種IT環境の連携とそれに伴うシステム運用管理の効率化実現のため、協業関係を強化すると発表した。この動きは、2003年11月に締結された本社間(ドイツSAPと米Hewlett-Packard)の契約を受けたものという。

 この協業強化により、HPのアダプティブ・エンタープライズ(適応型企業)戦略とSAPのアダプティブ・ビジネス・サービス戦略で提供されるツール群と手法を組み合わせ、顧客企業による異機種IT環境の構築/管理作業を効率化する。

 具体的には、SAPの統合アプリケーションプラットフォームSAP NetWeaverでSAPおよび他社製アプリケーションを連携させる。さらに、HPのITサービス管理リファレンスモデル(ITSM)を基準に運用管理環境を構築し、人、ビジネスプロセス、技術面での統合促進を図る。

 こうした目標に向け、両社はシステム運用基盤ツールの共同検証作業、IT運用関連ソリューションとその手法に関するセミナー開催、SAPジャパンのユーザー会であるJSUG運用部会のITインフラストラクチャライブラリ(ITIL)分科会の運営支援を行う。

日本ヒューレット・パッカードのプレスリリース
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