事業部門別決算--売上が軒並み増加
Microsoftは個々の事業部門について、WindowsのデスクトップおよびサーババージョンならびにOfficeを扱う、3つの主要部門で17%の成長を達成したと述べた。
Windowsのデスクトップバージョンを扱うクライアント部門では、売上が前年同期の25億ドルから29億ドルへと増加した。Windows Serverを扱うServer & Tool部門の売上も、やはり前年の18億ドルから22億ドルへと増加し、またOfficeを扱うInformation Worker部門でも、前年の23億ドルを上回る27億ドルの売上を記録した。
比較的規模が小さい事業部門の中では、MSN部門が5億800万ドルから5億9100万ドルへと売上を伸ばした。Xboxゲーム機も扱うHome & Entertainment部門も同様に、4億5300万ドルから5億3000万ドルへと売上が増加。主に中小企業向けのビジネスアプリケーションソフトを扱うMicrosoft Business Solutions部門も、1億4700万ドルから1億5300万ドルへと売上を伸ばした。携帯端末や多機能電話用のWindows Mobileを扱うMobile & Embedded部門でも、4600万ドルから6100万ドルへと売上が増加した。
Microsoftは今回決算発表の当日に、個々の事業部門の収益についても発表した。部門ごとの収益に関しては、同社は通常、証券取引委員会への正式な報告にあわせて、後から発表することが多かった。
クライアント部門の営業利益は16億ドルと、前年同期比で16%減少したが、これは主にSunに支払った7億ドルの和解金によるもの。またServer & Tools部門は、12億2000万ドルにおよぶ訴訟関連費用によって打撃を受け、6億3500万ドルもの営業損失を計上した。訴訟関連の支出がなかったInformation Worker部門は、営業利益を14%伸ばし、19億ドルを稼ぎ出した。
Business Solutions部門は、前年同期の9200万ドルから6500万ドルまで営業損失を圧縮した。MSN部門は、前年の1億3900万ドルの赤字から脱却して1億700万ドルの黒字へ転じた。広告収入が43%伸びたことが、加入者の減少分を相殺しただけでなく、利益をもたらすことにも貢献した。またMobile部門も前年同期の7200万ドルから前期は3800万ドルまで損失を減らした。さらにHome & Entertainment部門でも前年同期の2億7700万ドルの損失から、前期は2億900万ドルの損失と、赤字幅を縮小した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス