日本ビジネスオブジェクツ(徳末哲一社長)は2月17日、統合型BIソリューション「Crystal」の最新版「Version 10」を出荷開始した。今年度、1万ライセンスの販売を目指す。
同社は、1月のクリスタルディシジョンズとの統合によって、「現場レベルが求めるレポーティング」、「中間管理職が必要とする検索および分析」、「経営層の経営判断に必須なパフォーマンスマネージメント」という、BI(ビジネスインテリジェンス)に求められるすべての領域をカバーする統合BIソリューションの提供が可能となっている。今回、統合後の第一弾として、日本で最もニーズの高いレポーティング分野の新製品「Crystal Version 10スイート」を投入する。
「Crystal Version 10スイート」は、
――の3つのコンポーネントで構成される。これらを組み合わせることで、ユーザーに適切、迅速な意思決定を促し、全社規模の業績改善を支援する。
新バージョンでは、レポーティングおよび情報配信テクノロジーを大幅に改良するとともに、レポーティングソリューションの機能性、オープン性、拡張性の強化を図っている。
価格は、「Crystal Reports v10 Professional Edition」が7万4500円から。特別サービスとして、ウェブ配布のための「Crystal Enterprise Express Edition」(最大5指名ユーザー)が含まれている。また、「Crystal Reports v10 Professional Edition」のアップグレードが3万8500円から。
なお、これまで要望の高かったUnixプラットフォームとして、新たにSolarisとAIXを追加し、Windows版と同一価格で提供する。同社では、統合後、強力となったパートナシップを活用して、より広範なマーケティング活動、販売活動を展開していく方針。
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