「Big Mac売ってます」---スパコンに使われたPower Mac G5が売却処分に

Ina Fried(CNET News.com)2004年02月13日 08時54分

 バージニア工科大学が1100台のPower Mac G5を使ってクラスタ構成したスーパーコンピュータ「Big Mac」が、スパコン性能ランキング第3位に浮上したのはわずか数カ月前のことだが、早くもこれに使われたマシンが処分品として販売されている。

 これは1月に、同大学がBig MacをApple Computerのラックマウント型サーバ、Xserveにアップグレードすると発表したためだ。Big Mac(Xともよばれる)の構築には、スーパーコンピュータ構築用のコンポーネントではなく、デスクトップコンピュータとして設計された、大きさもかさばる普通のPower Mac G5が使われていた。

 バージニア工科大学がBig Macを構築している当時、AppleはG5チップをPower Macにしか搭載しておらず、Xserveには旧式のG4プロセッサが積まれていた。しかしAppleは先月、XserveのG5バージョンを発表し、バージニア工科大学にシステムをXserveにアップグレードするよう促していた。XserveはPower Macよりも小型で、消費電力も少ない。

 その結果、スパコン性能上位500マシンの第3位に輝いたマシンの一部が、現在MacMallというオンラインカタログ通販会社で販売されている。

 MacMallではこの商品を、「歴史の一部を手にする」チャンスだと売り込んでいる。

 MacMallによると、このマシンはAppleの手で修理・調整されたもので、2GHzデュアルプロセッサと1GHzのRAM、ハードディスク160GB、CDとDVDどちらも書き込み可能なSuperDrive、Mac OS X最新版の10.3 Pantherという仕様で2799ドルとなっている。ちなみに、同様の仕様でメモリが512MBしかない新品のPower Macは、2999ドルという価格で販売されている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]