日立製作所のシステム開発研究所と、ドイツの非営利応用研究機関Fraunhofer Gesellschaftの下部組織であるFraunhofer Institute for Secure Telecooperation(FhI-SIT)は、公開鍵暗号基盤(PKI)ベースの認証技術に関する共同研究を行うことで合意した。日立が1月23日に明らかしたもの。研究の目的について、日立は「国によるPKI環境の違いを意識せず、通信相手の認証を可能とする検証技術を世界で初めて確立する」としている。
PKIは、公開鍵暗号技術を使用した暗号/電子署名システムであり、「インターネットやイントラネット用セキュリティ基盤技術の業界標準」(日立)という。「国内では“e-Japan戦略II”や“電子政府”などの次世代IT社会構想において、なりすましや改ざんを防止し、情報社会における高度な安全性を確保する技術として期待されている」(同社)
日立は同社の証明書検証サーバ(CVS)を世界市場で展開するために、FhI-SITと共同で研究を進める。テーマとする研究内容は以下の通り。
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