オハイオ州の研究機関、IBMのストレージを採用

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 米オハイオ州の研究機関、Ohio Supercomputer Center(OSC)は、大規模な研究データの保管用に IBMの技術を採用した。ストレージの「仮想化」を推進中の同社にとって、大きな一歩となる。

 IBMは16日(米国時間)、オハイオ州コロンバスにあるOSCにハードウェアとソフトウェアを提供すると発表した。これにより、同センターのストレージ容量は現状の5倍となり、600テラバイト(600兆バイト)以上が扱えるシステムになるという。

 IBMによると、今回の契約の結果、同センターの共用の研究アプリケーションを通じて生成されるバイオインフォマティクス情報のようなデータが、オハイオ州全域の合わせて数千人の研究者に提供されるようになるという。

 OSCでシステムおよびオペレーションのリーダーを務めるPaul Buergerは、声明の中で、「新しいストレージ環境の容量と性能により、研究者は以前なら取り組むのが困難あるいは不可能だった問題に挑戦できるようになる」とコメントしている。

 同センターではすでに、ストレージサーバのIBM FastT、ならびにソフトウェアのSAN File SystemとSAN Volume Controllerを段階的に導入し始めている。SANは“Storage Area Networks”の略語で、効率的な利用と管理の容易化のためにストレージ機器とコンピュータを接続したネットワークを指す。

 OSCが導入する2つのソフトウェア製品は、IBMが推進する「ストレージの仮想化」の鍵を握るもの。ストレージの仮想化には、複数のストレージ用ハードウェアを1つに組み合わせて利用する。 例えばSAN File Systemは、分散しているサーバとストレージを結びつけて、膨大な量のデータへのアクセスを容易にし、またその保存や管理を簡単に行えるよう設計されている。

 IBMの関係者によると、OSCは、IBMが初めて公に発表するSAN File Systemの顧客だという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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