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ニフティ、Blogサービス参入を正式表明---TypePadを採用

永井美智子(CNETJapan編集部)2003年11月21日 14時20分
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 米国で人気が高まり、日本でも普及しはじめたBlogに対し、大手ISPがついに重い腰を上げた。

 ニフティは11月21日、Blog制作ツールのMovable Typeを開発する米Six Apartと提携し、Blogサービスを提供すると発表した。第一弾としてSix Apartが提供するBlogホスティングサービス「TypePad」をカスタマイズし、「ココログ(Cocolog)」という名称で同社のインターネットサービス「@nifty」の会員に無償で提供するという。サービス開始は12月2日となる。

 ニフティ代表取締役社長の古河建純氏はBlogについて「ワールドワイドウェブが進化したものであり、ウェブの登場と同じくらいのインパクトがある」と熱い期待を寄せる。「Blogは単なるツールではなく新しい仕組みであり、新たなビジネスモデルを生み出す可能性がある」(古河氏)

右からSix Apart CTOのBenjamin Trott氏、同CEOのMena Grabowski Trott氏、ニフティ代表取締役社長の古河建純氏

 ココログの機能の詳細については明らかにされなかったが、Six Apartが現在月額4.95ドルで提供しているTypePadのBasic版をベースに日本語化を行った模様だ。さらに日本向けに、Basic版では盛り込まれていないカメラ付携帯電話から写真をアップロードできる機能(Moblog機能)が提供される予定だという。

 TypePadは2003年10月にサービスを開始している。しかしマニュアルやツールなどは英語のみで、月額4.95〜14.95ドルの利用料が必要となっていた。

 今回会員向けに無料で提供することについて、古河氏は「個人ユーザーに慣れてもらうことが市場育成に重要だと考えている」と話す。「その(Blogの)土台の上で、ニフティが提供するコマースサイトやコミュニティにBlogの良い点を加えて、これらをさらに大きくしていきたい」と古河氏は話し、Blogの持つコミュニティ形成力に大きく期待しているとの考えを示した。

 ココログの目標利用者数は明らかにされなかったが、急激に利用が広がると古河氏は見ている。「Blogによって今までできなかったことができる。ホームページとはケタの違うブレイクがあると見ている」(古河氏)。将来的には機能を拡張した有料サービスの提供も考えているという。

 @niftyの会員数は現在非公開だが、「500万人以上はいる」とニフティ広報室長の津田正利氏は説明する。また、Six Apart創設者でCTOを務めるBenjamin Trott氏によると、Six Apartが企業と提携してTypePadサービスを提供するのは今回が初めてという。

 Six ApartではBlogサービスの世界展開に強い意向を示しており、12月には日本法人を立ち上げてニフティのサポートにあたるという。今後の日本でのビジネス展開について、ニフティ以外の国内企業との提携や日本法人による独自サービスの提供を否定しなかったが、「まずはニフティとの提携を進めていく」(Six Apart創設者でCEOのMena Grabowski Trott氏)とした。

 国内ではすでにいくつかの企業がBlogサービスの提供を始めている。NTTデータが11月4日に「Doblog」というサービスを開始したほか、エッジも同社が運営する無料ISPプロバイダ、ライブドアのポータルサイトで「livedoor Blog(β版)」を開始している。

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