米Hewlett-Packard(HP)の今年度第4四半期実績はアナリストの予想を上回る結果となった。PCやプリンター事業が好調で、売上と利益を押し上げた。
19日(米国時間)に発表された決算によると、2003年度第4四半期(10月末締め)の純利益は8億6200万ドル(昨年度は3億9000万ドル)で、売上は昨年比10%増の199億ドル(同180億ドル)となった。
1株当たり利益は36セント。米First Callが調べたアナリスト予想は35セントだった。
同社チーフエグゼクティブのCarly Fiorinaの表情も、予想を下回った3ヶ月前の沈んだムードとは一変し、明るいものとなった。
「とても素晴らしい四半期だった。どの数字も伸びを見せており、合併効果が現れたと言える」と、Fiorinaは19日に発表した声明の中で述べている。
同社イメージングアンドプリンティング部門の売上は11%増の62億ドル、営業利益は10億ドルとなった。
PC・ハンドヘルドコンピュータを扱うパーソナルシステムズ部門の売上は60億ドルで、前期から19%増加し、また営業利益は2100万ドルだった。サーバー・ストレージなどを扱うエンタープライズ部門の売上は2%増加の41億ドルで、営業利益は1億600万ドルだった。
同社のPC出荷台数は、前年同期と比べて35%増加し、具体的にはノート型PCが53%、デスクトップPCは23%の伸びを示したという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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