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独SAP、大幅な成長予想と買収の可能性を示唆

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 独SAPの最高経営責任者(CEO)、Henning Kagermannは、米AMR Researchの主催で現在開催中のFall Executive Conferenceで、参加者に向けて、SAPはエンタープライズソフトウェア市場の成長を上回る早さで成長するだろうと語り、また将来他社を買収する計画があると示唆した。

 AMR Researchのアナリストは17日(米国時間)、エンタープライズソフトウェア市場は来年およそ7%成長するとの予測を発表したが、これを受けてKagermannは、SAPの収益を同時期に少なくとも10%以上伸ばしたいと考えていることを明らかにした。SAPの契約金額の平均が、現在約20%縮小していることを認めたうえで、契約件数を増やすことで、第3四半期と同様、堅調な売上を達成できるだろうと、Kagermannは語った。

 Kagermannは参加者に向けて、SAPがいくつかの主要セクタでマーケットシェアを拡大できると確信していると述べ、同社がその目的を達成するために他社の買収を検討していることを示唆した。

 「我々は、金融サービスや公共サービスなど、いくつかの重要なマーケットで更に力をつけられるだろう。買収の可能性は否定しないが、但し大きくなることだけが目的の買収ではない。いくつかの市場セクタでSAPが大きな存在となるには、他社の買収が役に立つ場合もある」(Kagermann)

 Kagermannはさらに、最も実現の可能性が高い買収シナリオは、金融サービスなどのニッチマーケットにおける主要プロバイダをSAPが買収することだと述べたが、買収の時期については発言を控えた。業界内で進んでいる企業間の整理統合に関しては、ライバルの米Oracleと米PeopleSoftが買収をめぐって揉めている間に、その隙につけ込むことができたと語り、両社の争いから利を得るのはSAPだけだと付け加えた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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