米マクドナルド、iPassを利用するビジネスユーザーをターゲットに

 米McDonald'sは米国時間10日、同社にホットスポットサービスを提供している各社に、米iPassのまとめたビジネスクラスサービスの仕様をサポートするよう期待していると発表した。同社では、ビジネス市場に狙いを定めており、今回の発表もこれに沿った動きといえる。

 McDonald'sは、東芝が提供する米SurfHere、米Wayport、米Cometa Networksの3社をホットスポットプロバイダとして選考中で、来年第1四半期にはこのなかから1社に絞り込むと見られている。ホットスポットとは、Wi-Fi規格を使用するワイヤレスネットワークを通して、ブロードバンドインターネットアクセスのようなリソースを利用できる公共区域のこと。

 この選考プロセスの一環として、McDonald'sは、サプライヤがiPassのEnterprise Readyというサービス仕様に従っている業者として認定されることを期待している。iPass広報担当ディレクターのJohn Sidlineによれば、SurfHereとWayportはすでにこの認定を取得済みで、またCometaは現在テスト中だという。

 iPassの認定を受けた業者のネットワークは、iPassのGlobal Broadband Roamingフットプリントに追加される。これは、企業やそのIT部門をターゲットにしたもので、信頼できる接続を提供している。

 「米国でのWi-Fiプランが固まり次第、おそらく世界各地の店舗でも多くのWi-Fiオペレータと組んで、グローバルイニシアティブを展開していくことになるだろう」と、McDonald'sの事業開発担当シニアディレクターのMark Jamisonは、声明のなかで述べている。「我々はiPass、特に同社のEnterprise Readyサービス規格が可能にする統一された質の高いサービスを、我々の展開するWi-Fiプログラムの重要な要素とみなしている」。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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