米Intelは14日(米国時間)、第3四半期の決算を発表した。PC用プロセッサの強い需要により、収益が20パーセント増加し、アナリストの予想を上回る結果を残した。
同四半期の売上げは78億ドルで、17億ドル(1株あたり25セント)の利益をあげた。調査会社の米First Callがまとめたアナリストの予想では、約77億ドルの売上げに対し、1株あたり利益が23セントとなっていた。
なお、昨年同期の利益は6億8600万ドル(1株につき10セント)で、売上げは65億ドルだった。
Intelは、同四半期中に2度収益予想を引き上げたが、これはPC用プロセッサ及び関連製品が予想を上回る売上を記録したためだった。
この好結果は、PC用プロセッサと関連製品を製造しているIntel Architecture Groupがもたらしたもので、同グループはこの四半期にプロセッサ、チップセット、マザーボードの出荷台数で記録を塗り替えたという。
デスクトップPC用プロセッサと比べて高価な、ノートPC向けのプロセッサが、全体の売上げを押し上げた。前年同期と比べて、その出荷数は30%上昇したと、Intel社長のPaul Otelliniは説明している。
いっぽう、携帯電話用のフラッシュメモリを扱うWireless Communications and Computing Group や、ネットワーク機器を扱うIntel Communications Groupでは、共に損失を計上した。
同社は第4四半期について、売上げが81億ドルから87億ドルの間になると予想し、また粗利率も改善して、第3四半期の58.2パーセントから約60パーセントまで増加すると発表した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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