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米インテル、モバイル用チップで省電力に焦点

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 カリフォルニア州サンノゼ発-- 米Intelは、ノートパソコン用ディスプレイの消費電力削減と、携帯コンピューティングデバイスへの通信機能追加を狙いとする、新たな計画の詳細を発表した。

 同社は17日(米国時間)、サンノゼで開催中の「Intel Developer Forum」(IDF)で、ディスプレイの省電力技術を搭載した新チップセット、855GMEを発表した。また、携帯電話や無線携帯端末などの機器にコンピューティング機能を追加する次世代XScaleプロセッサ、Bulverde(コード名)も発表した。

 これらの製品の発表は、IDFの基調講演の中で行なわれたが、そのなかでIntel幹部は、同社のノートパソコン向け新技術「Sonoma」の計画も説明した。Sonomaは同社のモバイル技術Centrinoの次世代技術で、プロセッサとチップセット、Wi-Fiワイヤレスモジュールで構成される。Intelでは、Sonomaを2004年後半に発売する見込みだ。

 基調講演での主なメッセージは、Intelが、自社チップを搭載した携帯機器のバッテリー消費量を削減することに集中的に取り組んでいるということだった。同社は、携帯デバイスの消費電力削減に取り組むことで、携帯機器の市場を活性化したいと考えている。

 「我々は、新たな利用モデルを通じて、ノートパソコン分野を成長させたい」と、Intelのモバイルプラットフォーム担当バイスプレジデント、Anand Chandrasekherは述べている。

 855GMEチップセットは、ディスプレイの明るさとバックライトの使用をより効率的に制御することにより、消費電力を削減するよう設計されている。ディスプレイは通常、携帯機器の部品のなかで最も消費電力が大きい。Intelによると855GMEチップセットは、ユーザーの利用体験にはほとんど影響を与えることなく、ディスプレイのバックライトの消費電力を最大25%削減できるという。

 Chandrasekherは、1億4000万個のトランジスタを搭載したPentium Mプロセッサの新バージョン「Dothan」が、第4四半期に出荷されると述べた。Dothanには2MBのキャッシュが搭載される見込みで、製造は90ナノメートル工程で行なわれる。つまり、チップのエレメントの平均サイズが90ナノメートル(1ナノメートルは1メートルの10億分の1)となるわけだ。したがってDothanは、従来の世代のチップより小型となり、長期的には生産コストも安く済むはずだ。

 Dothanは同等のクロック周波数で稼動する既存Penitum Mプロセッサと比べ、「素晴らしく性能が向上する」見込みだ、とChandrasekherは述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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