米Intelは米国時間4月16日、動作周波数2.5GHzのPentium 4-Mプロセッサと、同2.2GHzと同1.26GHzのCeleronプロセッサを発売した。
これを受けて、米Gatewayは新製品600XLに2.5GHz版Pentium 4-Mを採用する。600XLは同社初のDVD-RWドライブ搭載ノートパソコンで、価格は2499ドルから。15.7インチのスクリーンと512MBのRAM、60GBのハードディスクを装備し、802.11b無線ネットワーク機能を内蔵する。また、米Dell Computerもハイエンド向けノートパソコン製品に2.5GHz版Pentium 4-Mを搭載する方針だ。Intelによれば、米Hewlett-Packard(HP)やソニー、東芝も同プロセッサを採用する見込みだという。
一方、2.2GHz版と1.26GHz版Celeronは、低価格帯/小型ノートパソコンでの利用を視野に入れる。なお、各々の1000個ロット時の単価は、2.5GHz版Pentium 4-Mが562ドル、2.2GHz版Celeronは149ドル、1.26GHz版Celeronは107ドルとなっている。
また、Intelは今年中に少なくとももう1種類、Pentium 4-Mの新製品を発表する予定だ。ただし、Pentium 4-Mの役割は近々変わることになる。
IntelはPentium 4-Mから、3月にリリースしたPentium Mにノートパソコンのユーザーを移行したい考えだ。性能は同程度ながらも消費電力がより低いPentium Mは、ノートパソコン向けのモバイル技術であるCentrinoの中核を成す。
Pentium Mへの移行を推進するとともに、同社はPentium 4-Mの焦点を、軽量ノートパソコンからデスクトップ性能のノートパソコン、「デスクノート」に変更するとみられる。現在、ほとんどのデスクノートがデスクトップ向けPentium 4を採用している。IntelはPentium 4-Mを強化し、ハイーパースレッディングなどのデスクトップ向け機能をサポートする方針だ。これによりIntelは、新型ノートパソコン製品の大部分がPentium Mや新しいPentium 4-M、Celeronプロセッサを組み込むだろうと期待する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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