米America Online(AOL)は、インスタントメッセンジャー(IM)や、電話からblogへの投稿が可能なツールを開発し、blogのメインストリームのサービスにしようと真っ向から取り組んでいる。
AOLは今夏から、同社のオンラインサービスの次バージョンAOL 9にblog用ソフトウェアを統合し、3400万人にのぼる同社ユーザー会員に、blogを紹介していく予定だ。
blogはWeb logの略で、頻繁に更新される個人のウェブ日記のこと。ここ数カ月の間に急速に人気が高まっている。AOLのソフトウェアは、同社が最近開発したblog技術により、契約ユーザーが電話で「audioblog」できるようにするというもの。契約ユーザーは、AOL Instant Messengerでもblogを更新できるようになる。
AOLでは、ユーザーが「blog」という言葉に混乱しているとして、このツールを「AOL Journals」と呼んでいる。AOL Journalは、今夏プレビュー版として提供され、英国では来年始めにリリースとなるAOL 9で導入される。ユーザーはこのツールによって、ウェブページのフォームに記入するという通常の方法だけでなく、電話やIMからでもblogを更新できるようになる。
画像は、AOLのデジタル写真保存・閲覧用サービス「You've Got Pictures」から、blogに投稿可能だ。
電話による更新サービスは、blogエントリをMP3ファイルとして掲載するもので、「AOL by Phone」サービスの契約者のみが利用可能となる。AOL by Phoneの利用には、同社の月額利用料のほかに追加料金が必要だ。IMによる更新サービスは、AOL内部のメッセージサービスでのみ利用でき、契約ユーザー以外にも提供されているスタンドアロ―ンのIMソフトウェアでは利用できない。
blogはRSSプロトコルをサポートしているので、RSSベースのニュースフィードプログラムによって、ウェブブラウザ以外でも表示することが可能だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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