個人や専門家たちのオンライン日記として、人気が一段と高まりつつあるBlog。そのBlogの更新は、今や電話をかけるのと同じくらい簡単に行える。
Blogの最近の傾向は、オーディオクリップを文章につけ加えたり、文章の代わりに掲載するオーディオBlogだ。オーディオBlogは、Blog執筆者に新しい手法を提供するだけでなく、ソフトウェアデベロッパや新興企業にとって、全く新たなツールやサービスを生み出すためのカンフル剤となっている。
また、オーディオBlogと共にプレーンテキストのBlogも微妙に変化している。その変化とは、Blog執筆者が更新内容をアップロードするために、携帯電話機などのモバイル装置を利用しはじめていることだ。
オーディオBlogやMoblog(モバイルを利用したBlog)などのニーズを満たすアプリケーションには、米Listenlabが開発した音声対応サービスaudblog、アイルランドのNewBayが開発した携帯電話ネットワーク向けのFoneBlogなどがある。ほかにも携帯電話を通じてテキスト、画像、音声、映像などをBlogに投稿できるフリーウェアのManywhere Mobloggerや、シェアウェアのWAPblog、Kablogなどが提供されている。
Blogを早くから愛用している25才の青年Jason Killingsworthは、「オーディオBlogなら、文章と音声で自分の考えを読者と共有し、これまで以上に読者と接近することができる。これは素晴らしいことだ。今後も大幅な改良を期待している」と語った。
KillingsworthなどのオーディオBlogユーザーが望んでいるのは、オーディオBlogでの音質の改善だ。携帯電話機を通じてウェブに投稿したオーディオBlogの音質の悪さは、すでに周知の事実となっている。また、ナローバンド接続を介した音声ダウンロードにも問題がある。
オーディオBlogは携帯電話機で手軽に投稿が行えることから、その音質が改善された場合、ウェブ上のオーディオコンテンツ量が劇的に増加すると予測される。聴覚障害者に対するアクセシビリティの問題が発生する可能性はあるものの、オーディオBlogにより、文章で表現しきれなかった感情を他人に伝えることができるようになる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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