サイバーエージェントの連結子会社で投資事業を手掛けるサイバーエージェント・インベストメント(CAI)は3月2日、ベトナム社会主義共和国(ベトナム)でオンラインゲーム事業を展開するVIET GAMES SOFTWARE SERVICE JOINT STOCK COMPANY(VGS)が実施した第三者割当増資を引き受けたと発表した。これによりCAIはVGSの株式約33%を取得する。
CAIでは、2009年2月にベトナムの首都ハノイに、2010年1月にはホーチミンにそれぞれ拠点を設置し、投資を進めている。2009年6月にはベトナムでの初案件として、ECを手掛けるVIET NAM PRICE JOINT STOCK COMPANYへの出資を発表。今回が同国での2件目の案件となる。
VGSはPCやスマートフォン向けにブラウザベースのオンラインゲームを開発・運営する企業。現在ベトナムは、人口8500万人のうち30歳以下の若年層が約半数を占めるという。このことからCAIでは、若年層向けの消費マーケットには大きな需要があり、インターネットや携帯電話の普及にともない、オンラインゲーム市場の拡大が見込まれるとしている。
なお米調査会社のPerl Researchによると、ベトナム国内のオンラインゲーム利用者数は2011年に1000万人を越える見通しで、市場規模は180億円に達する見込みだという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」