ソニーは8月25日、7.1ch対応マルチチャンネルインテグレートアンプ「TA-DA5600ES」(DA5600ES)、「TA-DA3600ES」(DA3600ES)の2機種を発表した。10月21日に発売する。価格は、DA5600ESが27万3000円、DA3600ESが13万6500円になる。
DA5600ESには、スピーカー再配置技術「スピーカーリロケーション with A.P.M.(オートマティック・フェーズ・マッチング)」を採用。 A.P.M.技術を進化させることで、スピーカーの設置位置や角度を電子的に修正し、音源を再配置できるとしている。ソニーによると、この機能を搭載するのは世界初とのこと。
音源を再配置するには、フロントL/R、サラウンドL/Rの最低4chのスピーカーが必要。これにより7.1chのスピーカーがそろっていない、もしくはスピーカーの角度がずれている環境でも、存在しないスピーカーを生成し、7.1chの理想的な環境を作り出せるとしている。
再配置する理想のスピーカーの位置と角度は、5.1chや7.1chで収録された映画コンテンツに適した「タイプA」と、音楽・ライブコンサートなどのコンテンツに適した「タイプB」から選択が可能だ。
さらに、独自の映画音場技術「HD-D.C.S.(HD デジタル・シネマ・サウンド)フロントハイ」モードを新搭載。フロントスピーカーの上方にフロントハイスピーカーを設置することにより、「広さ」方向に加えて「高さ」方向の表現力を向上し、3D映画などにふさわしい立体感ある音場を再現するとしている。
TA-DA3600ESは、従来の自動音場補正技術「D.C.A.C.」に加えて「A.P.M.」を採用。すべてのスピーカーをフロントスピーカーと同一スピーカーで構築したかのような、臨場感あるマルチチャンネルオーディオの再生ができるとしている。
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