ドコモ・ドットコムによる、モバイルビジネス・マーケティング情報誌「スマートフォンレポート」の最新号(Vol.11)より、スマートフォンにおけるECサービス利用実態調査の一部をお届けする。
今回は、スマートフォンにおけるECサービスの利用実態についての調査結果を紹介する。2012年8月にも同テーマの調査は実施しているが、あれから約1年半、スマートフォンの普及はさらに進み、ECサービスの利用もとどまることなく増加し続けている。改めて現在のスマートフォンにおけるECサービス利用実態について掘り下げてみた。
まずECサービスの利用状況についてだが、スマートフォンユーザーのうち約3割がスマートフォンから利用した経験があった。PCから利用した人は約5割なので、いまだPCからの利用が上回っている状況ではある。しかし、性年代別に分解してみると、10~20代の若年層ではその割合がほぼ同数という結果になっており、若年層においてはスマートフォンからのECサービス利用が比較的多いことがわかる。
更に、スマートフォンでECサービスを利用したことがある人に対し、スマートフォンとPCではどちらをメインに利用しているか聞いてみると、全体ではPCをメインに利用している人(以下、PCメイン)が多かったものの、女性においては結果が逆転し、スマートフォンをメインに利用している人(以下、スマホメイン)の方が多い結果となった。特に10~20代女性では、スマホメインのユーザーが約6割にまで達している。このような結果から、ECサービスにおいてもスマートフォン利用は着実に高まっていることがうかがえ、スマートフォンへの最適化がより重要になっていることが明らかといえよう。女性や若年層をターゲットとするサービスにおいては、特に意識する必要がある(図1)。
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