Microsoftの「Gemini」(今後の一連の「Office」アップデート)のロードマップとされるものが正確な情報であるとすれば、「iOS」および「Android」版Officeと、「Windows RT」版「Outlook」は、多くの人々が期待し予測していたほど早くには提供されない可能性がある。
筆者はある情報筋から、Geminiの実際のロードマップと思われるものを入手した。
このロードマップの最初にあるのは、「Gemini wave 1.0」。Officeの主要製品群である「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」を、「Windows Blue」の「Metro」スタイルとし、Windows Storeアプリとしたものだ。筆者が以前聞いたところでは、これら4つのアプリはよりタッチ操作中心となり、「Windows 8」とWindows RTに対応する予定だという。これらのアプリは、既に存在するデスクトップ版や「Win32」版に代わるものではなく、それを補完するものになる見込み。顧客に提供されるのは10月と、前出のロードマップらしきものには記されている。
「Gemini wave 1.5」のアップデートは2014年4月と、このロードマップには記されている。この際に、Officeチームは「Office for Mac」の次期バージョンと「Windows Phone」版Officeのアップデートのリリースを予定している。また2014年4月には、Officeの「LSX」ハードウェア向けカスタマイズも計画されている。LSXは、「大画面体験」、つまりマイクロソフト傘下のPerceptive Pixelによる大画面マルチタッチシステムを実現する。
2014年秋のロードマップには、「Outlook RT」のほか、Officeの「iOS」と「Android」のサポートも記載されている。これが、期待され広くうわさされる「iPad」向けOfficeのリリースだと捉える向きもあるだろう。しかし、ロードマップ上には特にタブレット向けとして記載されていないことから、「iPhone」やAndroid携帯電話向けのOfficeである可能性もある。
このロードマップとされるものの内容の概要は以下のとおり。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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