Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のメディアインタラクティブと共同で、広告に対する意識調査を行った。
前回の「広告に対する意識調査」では、「60%以上のユーザーが広告から得をした経験がある」ことや「最も購入につながりやすい広告はメールマガジン」だということが明らかになった。今回の調査では、ユーザーの広告に対する“意識”にふれていきたいと思う。
【調査結果サマリー】
調査対象は、10代〜50代の男女500人。性別は男性が47%、女性が53%。年代別は10代:1.8%、20代:18.6%、30代:31.8%、40代:23.8%、50代:17.2%、60代:6.8%となっている。
まずQ1では、広告に対して不快感や不安感を感じたことがあるかどうかを尋ねた。その結果、「ある」と回答したユーザー(「非常にある」と「少しある」の合計)は51.0%となった。
この結果を性年代別に分析してみると、男女別では男性:50.5%、女性:51.6%と両者にはそれほどの差異がないものの、年代別では、20代:65.6%、30代:51.9%、40代:39.1%、50代:50.0%と20代の回答率が高く、逆に40代では平均よりも10ポイント以上低いことがわかった。
博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所が発表している「メディア定点調査」(PDF)によると、年代が上がるにつれテレビやラジオなど既存メディアの接触時間が増える一方、PCや携帯電話といった新規メディアの利用時間が減る傾向にある。メディアとしての歴史や特徴がこの結果に表れているのかもしれない。
また、Q2ではどのような広告を迷惑だと思うかを尋ねた。最も回答が多かったのが「誇大表現を使った広告」で72.8%。次いで、大きく差は開くものの「自分にとって関係のない商品を扱った広告」の39.8%、そして「何回も目にする広告」の32.6%が続く結果となった。
2位以下の回答に規則性を見出すのは難しいが、誇大表現を使った広告と回答したユーザーが圧倒的に多いことからは、ユーザーは“期待を裏切られること”を最も嫌っていることが伺える。
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