Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のボーダーズと共同でPCの検索とモバイルの検索の比較調査を行った。また、本調査はボーダーズが提供するセルフ型アンケートリサーチシステム「アンとケイト」を使用して調査を行った。
富士経済の通信販売市場の調査結果報告書「通販・e-コマースビジネスの実態と今後 2008-2009 市場編」によると、インターネット通販市場は2010年に2.5兆円、モバイル通販も4000億円となり、通信販売(物販)全体の50%以上をネットが占めることになるという。
実際昨今の市場を見ているとeコマースサイトが乱立し、多様な商品が売られるようになっている。そこで今回は、インターネット通販のプラットフォームとしてのeコマースサイトが、どのように利用され、また利用者が現状のeコマースサイトをどのように感じているか調査した。
今回の「eコマースサイトの利用に関する調査」では、eコマースサイトをどれくらい利用しているか、サイトをどう探すか、また商品ごとにどういった購入経路を利用しているかなどについてまとめた。
【調査結果サマリー】
調査対象は、15歳以上の男女659人。性別は男性が50.8%、女性が49.2%。年代別は10代:16.7%、20代:14.9%、30代:16.1%、40代:17.5%、50代:17.8%、60代から:17.1%となっている。
Q1ではeコマースサイトで買い物することがあるか尋ねた。結果、よく利用することがある人が30%、たまに利用することがある人が38.8%、ほとんど利用することがない人が9.6%、全く利用することがない人が21.5%となった。
ECサイトの利用率が上がっているという話はよく聞くところであるが、「よくある」と「たまにある」の2つを合わせたおよそ70%の人にとっては、eコマースサイトは比較的身近なものになっていると推測できる。
続いて、Q1-1を年齢別にみるとどうなるか、調べた。
Q1-2では、Q1-1をもとに年齢別のeコマースサイトの利用について調べた。結果を見ると、30代〜50代の利用が目立っているのがわかる。また、シニア層と言われる60代以上の人たちでも他年代(特に10代20代)との利用に大きな違いはない。
シニア層にもeコマースの利用が定着してきている、と見ることが出来るだろう。ただ、今回のアンケートがインターネットリサーチだったことを加味すると母集団に多少の偏りがあるため、一般にはもう少し利用傾向が落ちると想定される。
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