DNPの電子看板「トールビジョン」が一般企業に初採用--無印良品に常設

新澤公介(編集部)2009年09月17日 12時31分

 良品計画は9月17日、大日本印刷(DNP)のデジタルサイネージシステム「トールビジョン」を、9月18日に新装オープンする無印良品池袋西武店に設置すると発表した。両社によると、一般企業の常設は初めてとのことだ。

 DNPが8月に発売したトールビジョンは、大型ディスプレイを12台連動させて表示できるほか、タッチパネルや「おサイフケータイ」に対応している。また、視聴者の性別や年齢層を自動で識別する顔認識システムを搭載し、視聴者の属性を集計できる。

 無印良品池袋西武店では、エスカレーター脇とショーウィンドウにトールビジョンを設置。テレビCMやウェブサイト、カタログなどのコンテンツを配信し、来店者や歩行者に対して商品を訴求する考えだ。また、曜日や時間帯によって表示コンテンツを変更することで、視聴者層に合わせたコンテンツを配信できるという。

 良品計画では今後、池袋西武店での来店者の反応や売り上げへの影響などを検証しながら、他店舗への導入を検討していくとしている。

トールビジョン 無印良品池袋西武店に設置されるDNPの「トールビジョン」

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