アイファイジャパンは4月27日、無線LAN内蔵のSD型カード「Eye-Fi Share Video 4GB」を本日より発売したと発表した。価格はオープンで、市場想定価格は9980円(税込)。前回と同様、初回限定で「スライダーボックス」と呼ばれる特別なパッケージで展開する。アイファイジャパンによれば「通常の5倍のコストがかかる」という。
Eye-Fiは、通常のSDカードと同じようにデジタルカメラに差し込むだけで、無線LANを経由して自動的にPCやオンライン写真サービスへと画像を転送する機能を備えている。今回のEye-Fi Share Video 4GBは、SDHC(Class 4)互換メモリカードとなり、動画転送にも対応した。
対応フォーマットはMPEG、Quick Time、Flash Video、Windows Media、AVI、MPEG-4。対応条件は、カードの「DCIM」フォルダ内にデータが保存されること、1ファイルあたり2Gバイト以下のファイルとなる。対応するオンライン動画共有サービスは「YouTube」と「Flickr」の2つだ。
写真と動画は、それぞれ転送先を設定でき、異なるウェブサービスにアップしたりPCのみに転送したりすることもできる。
また、新製品の発売に伴い、従来製品で写真のみに対応する「Eye-Fi Share」を価格改定し、9980円から7980円に値下げした。また、これまで同社のウェブサイトなどオンラインでのみ販売していたが、量販店など一般の店舗でも販売を開始した。
米Eye-Fi CEOのJef Holove氏は、「デジタルイメージングのビジネス業界において変遷が起こっている。従来はキャプチャー&プリントというモデル。これからはマネージ&シェアというモデルになっていくだろう。Eye-Fiが目指すのは、膨大なコンテンツを管理して共有する、それを簡単にできるようにすること。“感動”をシェアするお手伝いをする」と語った。
米国では位置情報(GeoTag)を追加する「Eye-Fi Explorer」と呼ばれるカードの販売や手持ちのカードに機能を付加できる有償のソフトウェアアップグレードが行われている。
発表会の中で、「日本でもこの機能が期待されるならば、サービスのリリースも考えている」とし、現在準備中であることを明らかにした。日本国内では、ユーザーがサービスに満足できるか体験できるよう、まず2週間程度のお試し期間を設けた後に有償のアップグレードをできるようにする見込みという。
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