富士通、秋冬モデルをラインアップ--約565gのUMPC LOOX Uシリーズも登場

 富士通は8月20日、2008年の秋冬モデルとしてデスクトップPCおよびノートPCのラインアップを一新した。オールインワンデスクトップPC「FMV-DESKPOWER」、エンターテインメント・リビングPC「FMV-TEO」は、全5シリーズ12機種。オールインワンノートPC「FMV-BIBLO」は全4シリーズ12機種。いずれも8月22日より順次提供する。価格はいずれもオープン。

注目のUMPCの新モデルも登場--FMV-BIBLOシリーズ

 秋モデルで注目したいのは、デザインを一新したウルトラモバイルノートPC FMV-BIBLO LOOX Uシリーズだ。約599gから約565gと従来モデルに比べて34g軽量化。キーボードは一列増加し、キー数は56キーから68キーとなったほか、エンターキーを大きくするなど使いやすさを考慮した。液晶は、1024×600ドットから1280×800ドットへと解像度アップ。Bluetoothやウェブカメラを搭載している。CPUには、省電力性に優れたインテル Centrino Atomプロセッサを採用。市場想定価格は13万円前後の見込み。

 同社の販売サイトWEB MART限定モデルとして、ウェブ限定カラーほか海外で人気のブランド「tokidoki(トキドキ)」のコラボレーションデザインも販売する。天板には、おなじみのキャラクターほか富士通のための描き下ろしキャラクターも登場。ウェブモデルは12万3800円〜で、カスタムとしてウェブ限定カラー天板は3000円、tokidokiデザインは4000円アップする。

 FMV-BIBLOの「NFシリーズ」「MGシリーズ」「LOOX Rシリーズ」では、最新デュアルコアCPUと最新チップセット、DDR3対応高速メモリを12機種中8機種に搭載。上位機種では、インテル Centrino 2 プロセッサを採用し、IEEE802.11n ドラフト2.0準拠の無線LANを搭載している。

 また、フラットポイント上で2本の指を広げると画像などが拡大表示される「ピンチ」や、フラットポイント上を時計回りや反時計回りに指を動かすと画面が上下・左右にスクロールする「カイラルモーション」など、ジェスチャー機能にも対応した。

価格は、NFシリーズの市場想定価格が14万円前後〜、MGシリーズは18万円前後〜、LOOX Rシリーズは24万円前後〜。

LOOX U「tokidoki(トキドキ)」コラボレーションデザイン LOOX U「tokidoki(トキドキ)」コラボレーションデザイン

地デジ対応Windows Media Centerモデルも--FMV-DESKPOWERシリーズ・FMV-TEOシリーズ

 FMV-DESKPOWERシリーズとFMV-TEOシリーズは、大容量2Gバイトメモリを全12機種中11機種に搭載。最新のデュアルコアCPUを全12機種中11機種、クアッドコアCPUを1機種に搭載するなど基本性能の強化を図った。

 FMV-DESKPOWER Fシリーズでは、新たに大画面19型ワイド液晶を採用したモデルが登場した。直径約21cmのフットプレートを置くスペースがあれば、狭い場所でも設置できる省スペース設計に加え、画面の向きや角度、高さを調節できる「スイーベル・チルト・ハイト機能」を搭載し、使いやすさに配慮した。

 リモコン操作で地上デジタル放送を視聴できる、「地デジ対応Windows Media Center」を搭載したモデルも追加している。市場想定価格は16型が17万円台半ば、19型は20万円前後の見込み。

 AV機能の充実した液晶一体型PCのFMV-DESKPOWER LXシリーズと、エンターテインメント・リビングPCのFMV-TEOシリーズでは、全機種で地上・BS・110度CSデジタル放送のダブル録画に対応した。また、デジタル放送の録画番組をハイビジョンのまま保存できるBlu-ray Discドライブを3機種に搭載している。

エンターテインメント・リビングPC「FMV-TEO」 エンターテインメント・リビングPC「FMV-TEO」

 さらにFMV-DESKPOWER LXシリーズでは、ユーザーの利用状況に合わせた各種情報や自動録画されたテレビ番組などを簡単に確認・視聴できる「おすすめコンテンツメニュー」や、閲覧履歴からの嗜好性、ニュースの新規性、話題性の3つの指標でニュースを順位付けしてリストアップ表示する「おすすめニュース」、録画したデジタル放送番組を視聴する際に1.3倍速で再生する「早見再生」、0.8倍速の「ゆったり再生」などに対応した。LXシリーズの市場想定価格は、19型ワイド液晶モデルで22万円台半ば〜。

 コンパクト分離型PCのFMV-DESKPOWER CEシリーズでは、録画番組をハイビジョンのまま保存できるBlu-ray Discドライブ搭載モデルを3機種に拡充するなど、多様なニーズに応える豊富なラインアップを揃えた。上位2機種では、従来の19型ワイド液晶より表示領域が広い22型ワイド液晶を採用。使用環境の明るさと画面に表示されている内容により、自動的に輝度を低減する「インテリジェントオート機能」により、目にやさしく、さらに消費電力を削減できる。市場想定価格は19型ワイド液晶モデルが16万円台半ば、22型ワイド液晶モデルが20万円前後〜となっている。

 コンパクト液晶一体型PCFMV-DESKPOWER EKシリーズでは、奥行き213mmの省スペースボディを採用。見やすい19型ワイド液晶とインテル Core 2 Duo プロセッサ T8100を搭載し、Windows Vistaの多彩な機能を快適に使用できる。市場想定価格は15万円前後。

オールインワンデスクトップPC「FMV-DESKPOWER」 オールインワンデスクトップPC「FMV-DESKPOWER」

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