富士通は6月12日、デスクトップPCの「FMV-TEO」(TEO)と「FMV-DESKPOWER LX」(LX)両シリーズに全3機種の新製品を発表した。
HDMIケーブルを搭載し、テレビとの親和性を高めたTEOシリーズには「FMV-TEO/A90D」(実売想定価格:20万円前後)、「FMV-TEO/A70D」(同:15万円前後)の2機種がラインアップされた。発売は6月28日より。
データ量の多いHD映像の再生、編集を考慮し、最新チップセット「AMD M780G」に内蔵されている「ATI Radeon HD 3200グラフィックス」の「UVDテクノロジ(動画再生支援機能)」を採用。CPUへの負荷を軽減させ、PCを使いながらテレビを見るといった複数の作業に対応する。
また、A90Dには750Gバイト、A70Dには500Gバイトのハードディスク(HDD)を備え、PC本体へのHD録画ができるほか、A90Dでは内蔵のBlu-ray Discドライブへそのままの画質で保存できる。
接続するテレビはHDMI搭載モデルであれば対応可能となるが、ビエラリンク対応のパナソニック「ビエラ」やAQUOSファミリンク対応のシャープ「AQUOS」といった対応テレビと組み合わせれば、テレビ側のリモコンでTEOの操作が可能になる。
搭載チューナーは地上、BS、110度CSデジタルを2基装備し、ダブル録画に対応。また、ユーザーの録画予約履歴から好みにあわせた番組を自動で録画する「おすすめ自動録画」機能や、録画された番組などを簡単に視聴できる「おすすめコンテンツメニュー」を備える。デジタル放送の録画の新ルールである「ダビング10」にも対応する予定だ。
なお、富士通ショッピングサイト「WEB MART」限定販売モデルとして「FMV-TEO カスタムメイドモデル」を発売。最大約1テラバイトのHDDや大容量4Gバイトメモリ、「Microsoft Office Personal 2007 Service Pack 1」などの各種選択オプションを用意する。
一方、LXシリーズには省スペース液晶一体型の「FMV-DESKPOWER LX/A80D」をラインアップ。市場想定価格は24万円前後の見込み。地上、BS、110度CSデジタルチューナーを搭載したほか、Blu-ray Discドライブを装備し、HDコンテンツの視聴、録画、保存をサポートする。HDDは320Gバイトを内蔵。高画質化ボード「Dixelエンジンボード」の「あざやかウィンドウ」機能と「ガンマ補正」の組み合わせにより、高画質化機能も備えている。ダビング10へも対応予定だ。発売は6月19日となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス