Universalは明らかに悪い前兆を予見して、米国時間2月19日、HD DVDのサポートを打ち切り、代わりにBlu-ray Discで高品位の映画を制作していくと発表した。
Universal Studios Home EntertainmentとUniversal Pictures Digital PlatformsのプレジデントであるCraig Kornblau氏は「次世代プラットフォームが幅広く普及するための道筋がようやく明らかになってきた」と声明で述べている。
「単一の高品位規格が出現したことは、消費者にとっても、エンターテインメント産業全体にとっても喜ばしいことだ。Universalは東芝と緊密な提携関係を維持してきたが、新作とカタログタイトルをBlu-rayでリリースすることに注力する時期に来た」とKornblau氏は述べている。
Universalの発表は、東芝がHD DVDプレーヤーの生産停止を発表したほんの数時間後になされた。東芝はスタンドアロンのHD DVDプレーヤーを生産している唯一のハードウェアメーカーであることから、東芝が撤退するとHD DVD Promotion Groupの残りのメンバーにとっては取り得るべき選択肢はほとんどなくなる。
現在いまだにHD DVDをサポートする契約を維持しているその他の主要な映画制作会社として唯一Paramountがあるが、同社も週末までには同様にBlu-rayへの転換を発表するのではないかと業界関係者の間では広く予想されている。
ただしParamountはBlu-rayとHD DVDの両方をサポートしていたが、UniversalはずっとHD DVD陣営にいた。これはUniversalにとってはHD DVDから転換して初めてBlu-ray規格でディスクを制作するようになるまでにはさらに多くの作業が必要になる可能性が高いことを意味する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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