東芝は2月19日、次世代「HD DVD」事業から撤退することを正式に発表した。今後、HD DVDプレーヤー及びレコーダーの新商品は開発、生産を中止し、東芝の流通チャネルも縮小。2008年3月末を目処に事業を終息させる予定だ。商品に関するサポート及びアフターサービスは今後も継続するという。
要因は大幅な事業環境の変化にある。今年に入り、ワーナーブラザーズの離脱やウォルマートのBlu-ray Disc支持などが相次ぎ、HD DVD陣営は苦境に立たされていた。また東芝は今回の撤退声明のなかで、規格併存することで引き起こされる市場への弊害も考慮にいれて早期に姿勢を明確にした、と述べている。
この決定により、HD DVD関連の新商品は開発・生産ともに中止となり、流通チャネルも縮小される。2008年3月末にはHD DVD事業を終息させる予定だ。さらに、PCやゲーム機向けのHD DVDドライブについても、パートナー企業の需要に配慮はしつつも、同様に量産を終了するという。
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