レノボ・ジャパンは6月6日、SOHO向け低価格路線のB5ノートPC「Lenovo 3000 V100 Note」を発表した。インテルCore Duoプロセッサを搭載、ワイヤレスLAN(IEEE802.11a/b/g)、指紋認証を搭載したモデルが12万9990円〜。上位モデルには130万画素の内蔵カメラも搭載されている。出荷は6月13日を予定。
執行役員 ビジネス開発事業担当の荒川朋美氏は、「Think製品では難しかった価格にチャレンジできる。たとえば、V100シリーズで同等製品のスペックを持つデルの製品価格と比べると、35円高かった。しかし、35円で指紋認証が付いてくるという見方もできる。競合他社の価格にはタイムリーかつシビアに進めていく」と意気込みを見せた。
レノボのノートPCといえば、IBM時代から引き継いできたThinkPadブランドがある。発表会では、執行役員 広報・マーケティング&ストラテジー担当の石田聡子氏が登壇。「レノボは低価格路線に切り替えたのかという質問がでると思う」と切り出し、今後の戦略について語った。
Lenovo 3000シリーズには、歴代のThinkPadがこだわり続けてきた「トラック・ポイント」や堅牢性などの「ThinkVantage」と呼ばれるコンセプトや機能は搭載されていない。ThinkPadが誇る独自の機能を搭載せず、徹底的にコスト削減をすることで販売価格を抑え、デルやヒューレット・パッカードなどの競合他社と競争していけるスタンダードなPCとして販売していくという。
一方で、レノボにおけるノートPCの開発拠点の中心はこれまでどおり大和事業所だとして、Lenovo 3000 V100 Noteのコア技術もThinkPadと同じ大和事業所で開発しているとアピールした。なお、ACアダプタはThnkPad R60やX60シリーズなど、最新ラインアップのThinPadシリーズとLenovo 3000 V100 Noteと共通だとしている。
すでに発売しているLenovo 3000シリーズでは、「購入客のほとんどが新規のお客さま。Thinkシリーズではこれまでどおりビジネスをさせていただく。2つのビジネスモデルに基づいて進めていく」(石田氏)と話した。
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