Advanced Micro Devices(AMD)がAthlonデスクトップPCプロセッサの価格を改定した。一部のチップは値上げとなったが、それ以外の大部分のデスクトップ用チップは価格が引き下げられている。
今回の改定は、同社がデスクトップコンポーネントの市場価格設定方法を見直したことによるもの。AMDの関係者は、今後はチップ単体ではなくチップバンドルでの価格を提示する、と話している。チップバンドルは通常ディストリビューター経由でシステムメーカーに販売されている。
AMDがProcessor-in-Box(PIB)と呼ぶチップバンドルには、プロセッサ、ヒートシンク、および冷却ファンが含まれる。
今回の価格改定は、AMDのPIBビジネスの重要性を反映しており、関係者は標準価格の改定とは異なると指摘する。AMDでは、チップの売上全体に占めるPIBとプロセッサ単体の割合を示していないが、PIBを購入するのは小規模なシステムビルダーやコンピュータの自作マニアだと関係者は話している。
AMDの新しい価格リストでは、正規AMDディストリビューターでチップを購入するシステムビルダーがPIBを1000個単位で購入するときに支払う値段が提示されている。これに対し、AMDのデスクトップ用プロセッサの価格はこれまで、PCメーカーあるいはディストリビューターに提示されるプロセッサ単体での1000個購入時の値段を示していた。
新価格表では、Athlon 64 FX-53やAthlon XPチップの一部など、いくつかのプロセッサがわずかながら値上げされた一方で、Athlon 64チップの価格は引き下げられている。
たとえば、Athlon 64 FX-53は799ドルから827ドルへと一気に値上がりし、Athlon XP 3000+は1ドル上がって164ドルになった。またAthlon XP 2800+は117ドルから150ドルになっている。
逆に、Athlon 64の価格は引き下げられ、さらに一部のチップの価格は大幅に下がっている。
Athlon 64 3800+の価格は720ドルから643ドルとなった。また、Athlon 64 3700+は710ドルから507ドル、Athlon 64 3500+は500ドルから346ドル、そしてAthlon 64 3400+は417ドルから288ドルへと値段が引き下げられた。
Athlon 64 3200+は278ドルから227ドルになり、Athlon 64 3000+は218ドルから189ドルへと下がった。一方、AMDのAthlon 64 2800+は5ドル下がって173ドルとなり、Athlon XP 3200+は9ドル下がって204ドルになった、と同社の広報担当社は話している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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