MP3プレイヤーメーカーCreative Technologyが、ライバルのApple Computerから特許使用料を徴収する意向であることを示唆した。
Creativeの最高経営責任者(CEO)、Sim Wong HooはBBCに対し、同社が保有する米国特許を「積極的に適用」する意向があることを明らかにした。この特許は、MP3などの各種オーディオプレイヤーにおける楽曲のナビゲーションに関するもの。
同氏はさらに、音楽プレイヤー「Zen」を製造するCreativeが2005年8月に取得した同特許に関して、関係者と既に協議を開始していることも付け加えた。
「友好的な話し合いにしたいが、知的財産を尊重してもらう必要がある」(Sim)
同氏は、Creativeが取得した特許について、同じナビゲーションシステムを採用する音楽プレイヤー全メーカーから著作権料を徴収する計画であることを付け加えた。
2005年、MP3プレイヤー市場を独占するAppleは、多数の特許関連問題に悩まされた。
例えば3月には、香港に本社を置く企業Pat-rightsが、iPodが利用するデジタル著作権管理ソフトウェアに対して特許権を主張してきた。同社は、AppleにiPodの売上高の12%を要求していた。
一方、Microsoftもユーザーインターフェース関連で先回りし、Appleの特許取得を未然に防いでいる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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