米Goodyear Tire and Rubberは米国時間3月14日、45年ぶりに次世代飛行船を公開した。
新しい飛行船は、オハイオ州アクロン近郊にあるGoodyearのウイングフットレイク工場で約1年かけて建造された。
ドイツのZLT Zeppelin Luftschifftechnikが設計したこの新しい飛行船は、速度と効率性が向上し、操作性にも優れている。近年の景気後退を受けて事業を停止するまで、Airship Venturesがサンフランシスコ近郊のモフェットフィールドを基地にして、カリフォルニア州を中心に米国の空を飛行させていた飛行船と同じタイプだ。
新しい飛行船は、全長が246フィート(約75m)で、Goodyearの前世代の飛行船「GZ-20」より50フィート(約15m)長い。同社は、この飛行船を新しい配色で華やかに飾っているが、もちろん、銀色の気嚢に青色と黄色を用いた伝統的なブランド表記はそのままだ。また、同社が1925年から採用してきた手動の飛行システムではなく、最先端の航空用電子機器と飛行制御システムを採用している。現在の飛行船の最高時速が時速50マイル(約80km)なのに対して、新しい飛行船はそれよりもずっと速い時速73マイル(約118km)の最高時速を実現できる。Goodyearによると、そのおかげで、これまでの飛行船より多くのイベントに対応できるという。
新しい飛行船を公開した今、命名が必要なことから、Goodyearは協力を求めている。18歳以上の米国在住者なら誰でも名称公募に参加できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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