Intelは、家庭および小規模企業向けのストレージ機器をターゲットとした2つの「Atom」プロセッサを発表した。前世代よりもクロック速度が高速になり、新しいメモリ技術をサポートする。
Intelは米国時間8月16日、シングルコアの「D425」とデュアルコアの「D525」は、2010年第1四半期にリリースされた「D410」と「D510」よりも、ネットワーク接続ストレージ(NAS)機器におけるストレージ処理が高速になる予定だと述べた。
Intel Storage Group製品ラインマネージャーを務めるDinesh Rao氏は声明で、「ますます多様化する革新的なインターネット接続小型機器の中心となる多用途のAtomプロセッサを利用することにより、ストレージベンダーは、いつでもどこでもデジタルコンテンツの安全性を維持しつつ、周囲に影響を与えることなく机や棚に配置できる低消費電力機器を開発することができる」と述べた。
ストレージメーカー向けに提供されるD425とD525のクロック速度は、ともに1.8GHzである。D410とD510のクロック速度は、1.66GHzであった。また、D410とD510がDDR2メモリしかサポートしなかったのに対し、新しいAtomプロセッサは、DDR3 SO-DIMMメモリもサポートする。
前世代と同様に、新しいAtomプロセッサ(開発コード名「Pineview」)は、エントリレベルのPC市場を大まかなターゲットとしている。しかし、Intelの「82801IR I/O」コントローラと組み合わせると、ストレージ機器に適したものとなる。Acer、Cisco、LaCie、LG、Netgear、Qnap0、Super Micro、Synology、およびThecusが提供するNAS機器では、これと同じI/OコントローラがD410およびD510とともに使用されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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