靴が重要なスキーやスノーボード、ランニングなどのスポーツでは、自分専用のブーツやシューズを用意するのがベストだ。しかし、そのような対応はプロの選手でないと難しいので、熱加工して合わせるブーツ用シェルや、採寸して作るシューズ用の中敷き(インソール)の利用が一般的だろう。その場合も、加工や採寸のために店舗まで文字通り足を運ぶ必要がある。
現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で人気を集めている「BASE by Wiivv」は、スマートフォンで足の写真を数枚撮れば、3Dプリンタで作られたぴったり合う自分専用インソールが届けられる。
BASEは、自分の足に合わせた専用インソールを自宅に居ながら注文できるサービス。採寸はスマートフォン用アプリで左右の足をそれぞれ撮影するだけで済み、5分ほどで注文できてしまう。このアプリのなかでは、インソールのデザインや色も選べる。
アプリで撮影された足の写真は、専門の担当者が確認して3Dプリント用ファイルに変換し、成形される。さらに、職人による仕上げが施され、注文者に届けられる。
足裏のカーブに合わせたインソールを使うと、シューズの履き心地がよくなって疲れにくくなるだけでなく、ひざなどの関節にかかる負担も小さくなるという。その結果、怪我防止やパフォーマンス向上が期待できるそうだ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間2月6日まで。記事執筆時点(日本時間1月14日16時)で、すでに目標金額5万ドルの2倍近い約9万ドルの資金を集めている。
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