シャープは、小型で手軽に持ち運びができるモバイル型ロボット電話「RoBoHoN(ロボホン)」を開発したと発表した。2016年前半に発売を開始する。
RoBoHoNは、ロボットクリエイター高橋智隆氏(ロボ・ガレージ代表取締役)と共同で開発したもの。高橋氏のロボット技術とシャープの携帯電話技術を融合した次世代の携帯情報通信端末だ。
高さは約19.5cmで、重さは約390g。二足歩行が可能なヒューマノイドロボットとしては極めて小さく、衣類のポケットや鞄などに入れて屋外へも手軽に持ち運べるとしている。CPUはMSM 8926 1.2GHz(4コア)を採用。ディスプレイは約2.0インチ(QVGA)を搭載する。
モバイル通信(LTE/3G/Wi-Fi)に対応し、音声通話をはじめ、メールやカメラ、液晶タッチパネルなど携帯電話の基本機能を搭載。新たに開発したフォーカスフリーの小型プロジェクタも搭載しており、写真や映像、地図などを壁や机などに投影できる。
各機能はRoBoHoNとの音声対話で操作可能。顔認識もでき、ロボットとしてさまざまなコミュニケーション動作やキャラクター性によって自然な対話を実現しており、愛着を持って利用できるとしている。詳細はウェブサイトで見られるほか、10月7日から10月10日まで、幕張メッセで開催される最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2015」のシャープブースでも展示される。
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