駅や公共施設のみならず、レストランやカフェはもちろん、昔ながらの喫茶店でもタバコを吸える場所は少なくなった。これを機会にタバコを止めようと思ったら、喫煙習慣をスマートフォンで自動記録して無理なく禁煙に導いてくれるスマートなシガレットケース「Nicotrax」を使ってはどうだろう。現在クラウドファンディングサービスIndiegogoで支援募集中だ。
Nicotraxは、購入したタバコを入れておき、1本取り出すたびにその情報をスマートフォンに通知するシガレットケース。吸った本数だけでなく、場所、時刻、一緒にいる友人といった情報も記録することで、どのような状況でタバコを吸いたくなるか後から分析できる。タバコが欲しいタイミングが予測できるので、それに合わせてガムを噛んだりゲームをしたりするなど、タバコ以外の気晴らしを意識的に選び、本数を無理なく減らせるという。
タバコを吸いそうな状況になると、Nicotrax用アプリケーションもスマートフォンで通知を出し、家族の写真を表示するなどして禁煙を応援してくれる。ニコチン中毒が禁煙の妨げになっているような人には、禁煙パッチを使うよう促すこともある。
喫煙パターンはスマートフォンから管理サーバーに送信され、PCで詳しい統計データを確認できる。このデータを参考にして、専門の医師などからアドバイスを受けることも禁煙の手助けになる。さらに、Nicotraxのコミュニティを通じて、禁煙仲間と励まし合うソーシャルサポートも利用できる。
Indiegogoでの目標金額は5万ドル。記事執筆時点(日本時間8月4日10時)で6000ドル弱の資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス