「iPhone 5」は近距離無線通信(NFC)によるモバイル決済をサポートするだろうか?技術レビューサイトAnandTechの米国時間8月27日付けの記事によると、サポートしないらしい。
台湾を拠点とするブログApple.proが掲載したiPhone 5のものとされる写真には、これまで流出した写真にはなかったパーツが写っていた。パーツのサイズがあるNFCチップと同じだと報じられたことから、この謎のパーツはNFCチップではないかとの憶測が流れた。
しかしAnandTechは、新しい「iPhone」の背面から考えてNFCが搭載されている可能性はないと主張している。
「新しいiPhoneの背面が主に金属製であることから、この世代のカードの中にNFCが含まれている可能性は非常に低い」とAnandTechは述べた。「実際、ガラス製RFウィンドウのためにある上下部分にはスペースがほとんどないことから、その可能性をほぼ完全に排除できる」(AnandTech)
NFCアンテナは、電話本体の上部または下部のタイトなスペースに配置する以外に方法がない一方で、それ自体で十分なスペースを必要とする。
「最上部または最下部にNFCアンテナを搭載した場合、iPhone以外のもの(決済トークンやリーダータグなど)との配置調整はより一層煩雑な作業となる。それでは、NFCの普及促進に向けて誰もが待ち望んでいる、Appleらしい洗練されたレベルは達成できそうにない」とAnandTechは付け加えている。
では、写真に写っている謎のパーツはいったい何なのだろうか?AnandTechは、新しいiPhoneの薄いインセル型タッチスクリーン向けに設計されたタッチおよびディスプレイコントローラではないかと推測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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