ソフトバンクは7月31日、2013年3月期1四半期(4~6月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比0.3%増となる7669億200万円、営業利益は同9.3%増の1921億2400万円、経常利益は同19.7%増の1809億7800万円、純利益は同4.4%減の906億6100万円となった。
純利益が減少した理由は、前年度の純利益額には同社が投資していた中国Renren上場による139億円の特別利益が含まれていたためで、これを除くと純利益は過去最高になるという。
EBITDA(税引き前利益に特別損益や支払利息、減価償却費を加えたもの)は前年同期比で12%増の2844億円、9期連続で最高益を更新した。
ソフトバンクグループ代表の孫正義氏は登壇すると、「大変すがすがしい気持ちで来ている。人生──会社でも同じだが、中長期の明確な目標を持つことが大切なんだなと改めて感じている」と笑顔を見せた。
同社は2016年度に営業利益1兆円という目標を掲げる。「順調に一歩一歩、利益を駆け上って行っている。事業が順調に進展していると感じている」と語った。
売上高の伸びは0.3%とやや落ち着いたものの、4期連続で過去最高だ。移動体通信とBBインフラ、固定通信の通信3事業が好調だったという。
ウィルコムの立て直しも順調で、契約数は2012年6月時点で486万と過去最高を記録。ソフトバンクモバイルの2012年度の純増数は75万、累計契約数は3440万で、3568万のKDDIに迫る勢いだ。スマートフォンシェアはソフトバンクモバイルのiPhone 4SがKDDIのiPhone 4S(16.4%)を抜いて28.5%(外部調査会社による主要量販店での販売台数調査新規販売数台数シェア:2012年度第一四半期)だと好調ぶりをアピールした。
また、営業利益についてNTTドコモ、KDDIと比較し、KDDIの2倍。営業利益率で見ればNTTドコモを上回ると自信を見せる。
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