Adobe Systemsは次期版「Photoshop CS6」の一部を公開した。このアップデートでは色が暗くなったワークスペースとRAW画像の編集ツールを、関連ソフトウェア「Lightroom 4」の新しいベータ版から取り入れている。
Adobeのシニア製品マネージャーBryan O'Neil Hughes氏は米国時間1月27日、新しいソフトウェアの一部を紹介する動画をYouTubeで公開した。Photoshop CS6は同社の「Creative Suite」の6番目のバージョンとともに、2012年前半に登場する予定だ。
周りの背景を暗くするのは写真を際立たせるためで、これは写真加工ソフトすべてに適用される。Lightroomと一般消費者向けのPhotoshop Elementsで使われている暗いインターフェースは、Phase Oneの「Capture One」やDxO Labsの「Optics Pro」などともマッチする。しかしPhotoshopユーザーは保守的な傾向があるので、不平が出てもおかしくない。幸い、変化を嫌うユーザーや周囲が暗くなってトーン調整の判断を誤ることを心配するユーザーは、ワークスペースの背景を明るいものに変更できる。
「より没頭できる体験を可能にするために、インターフェースを暗い色にしている。インターフェース自体にではなく、画像に集中できる」と、O'Neil Hughes氏は述べた。
O'Neil Hughes氏はまた、新しい「Camera Raw」モジュールを紹介している。これはハイエンドのカメラで撮影可能なRAW画像や、もちろんJPEGその他通常フォーマットの画像を編集するために使われる。新しいCamera Rawモジュールが、RAW処理エンジンを共有するLightroom 4ベータ版と同じ編集コントロールになるのは当然だろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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