意外なニュースをお知らせしよう。Pear Analyticsによる新しい調査の結果によると、Twitterへの投稿(tweetと呼ばれる)の40.5%は、「pointless babble(意味のないおしゃべり)」に分類することができるという。同社によれば、2位は「conversational(会話体のもの)」で全tweetの37.55%を占めるという。
Pear Analyticsが米国時間8月12日に発表した今回の調査では、Twitterのパブリックタイムラインから無作為に抽出した一連のサンプルをさまざまな種類のtweetに分類した。つまり、対象となったのは、公開されたtweetのみである。公開範囲を友人のみに限定しているアカウントも含めれば、結果は違ったものになるかもしれない(当然、そうしたアカウントの分析は、より困難な作業になるだろう)。
今回の調査結果には、いくつか興味深い点がある。Twitterに批判的な一部の人々は、同マイクロブロギングサービスはセルフプロモーターであふれていると主張しているが、Pear Analyticsが「セルフプロモーション」と分類したtweetは、全体の5.85%にすぎなかった。
そのほかのカテゴリは、「news(ニュース)」が3.6%、「spam(スパム)」が3.75%(これも筆者の予想より低かった)、「pass-along value(回覧する価値あり)」が8.7%だった。確かに、どちらとも言えない部分がたくさん存在するのは事実だが(自分が書いたブログ記事へリンクを張ることは、「回覧する価値あり」と「セルフプロモーション」のどちらに該当するのか。朝食についてあまりにも頻繁にtweetすることは、スパムと見なされるべきではないのか)、それでもこの結果は非常に興味深い。
「われわれは、ニュースのカテゴリが最下位ではなく、もっと上位にくると思っていた」と調査報告書には書かれていた。「なぜなら、この結果は、ニュースやイベントの新しい情報源というTwitterの新たな位置づけに反するように思えるからだ」(調査報告書)
これは、Twitterのチームにとっては少し残念な結果かもしれない。というのは、同チームは、Twitterがユビキタスコミュニケーションの標準になることを望んでいると主張しているからだ。それとは別に、電子メールの場合、約90%がスパムであることを考えると、Twitterでのスパムの割合が比較的低いというニュースは興味深い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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