Seigenthaler氏がMicrosoftの表明した懸念に対する感想を尋ねると、Schmidt氏は「Microsoft?」と、このことを初めて聞いたかのような素振りを見せた。
Googleの規模や、ウェブ上のプライバシー問題に対してMicrosoftも懸念を表明したとSeigenthaler氏に説明されると、Schmidt氏は再度「Microsoft?」と驚いて見せた。
Schmidt氏はまじめな顔つきになり、「Microsoftの申し立ては明らかに見せかけだ。Microsoftはわれわれが競合相手だから、そのような主張をしていると考えるほうが自然だ」と述べる。
Seigenthale氏は以前、ラジオやテレビ業界の多くの人が、従来メディアの広告事業にGoogleが参入することを恐れていると指摘している。
Googleは16日、米国最大のラジオネットワークであるClear Channel Radioと広告販売で提携したと発表している。
Googleは従来メディアの広告を販売しようと事業を拡大してきたが、Schmidt氏はGoogleがラジオ、テレビ、新聞業界にとって脅威であるとの見方を否定した。テレビやラジオの広告収入は横ばいの状況にあるため、新しい広告主を呼び込む必要があるというのが、同氏の考えだ。もちろん、同氏はGoogleがその手助けをすることも、忘れずに付け加えた。
「Googleは新しいサービスであり、既存のラジオやテレビに取って代わることはない」と同氏は述べる。「Googleは、ラジオやテレビの成功に貢献する広告ビジネスを擁していると、わたしは自負している」(Schmidt氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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