電通とデジタルハリウッドは2月8日、米Linden Labが運営する仮想世界「Second Life」に関する情報交換や研究を行う「セカンドライフ研究会」を2月下旬をめどに立ち上げると発表した。あわせて、Second Life内に「セカンドライフ研究所ジャパン」を設立する。
電通は、Second Lifeの日本語版インターフェース導入を前提としてLinden Labと定期的に交流をはかり、日本の市場環境に関する助言を同社に行ってきた。
一方、デジタルハリウッドが設立したデジタルハリウッド大学院は、Second Lifeの国内における啓蒙・普及のための調査・研究に着手、大学院内に「セカンドライフ研究室」を設置し、情報発信およびセカンドライフ・トレーニング講座を2006年から行っていた。
セカンドライフ研究会では、Second Lifeへの進出に関心のある日本企業・団体の参加を募り、マーケティング活動をする際のサービスやセキュリティ、法的課題、技術開発といったさまざまな課題の検討や情報交換を行う。また、外部専門家を招いてのセミナー開催などを予定している。
セカンドライフ研究所ジャパンでは、Second Lifeにおけるユーザー動向や経済活動について研究する。日米における文化的、法的な違いなどを研究し、日本のユーザーへのサービス向上を図っていくとともに、セカンドライフ研究会参加企業のコミュニケーション活動をサポートするとしている。
また、Second Lifeを日本で普及促進し、活性化するために必要な技術的開発や、企業の出店を支援するコンサルティング、3D空間のデザイン開発、デジタルハリウッドのノウハウを活かした動画の制作、デジタルショップなどのコンテンツ開発などを行う。
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