また、「速い」という点に対しては、デイトレーダー向けに専有できる取引サーバや、負荷の低いサーバに優先的に割り当てることを有料で考えている。
このほか、信用取引をする顧客に対して最新の金融テクノロジーを用いて業界最高水準の信用余力を提供する「凄い」、GMOグループのブログやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などと組み合わせたサービスを提供する「楽しい」も強調した。
そして、最後の「便利な」の点は、独自のツールをオープンソースで提供することや、ウェブサービスAPIを公開することだ。独自ツールとしては、まず注文機能に特化した常駐型アプリケーションの「はっちゅう君」を取引開始と同時に提供する。オープンソースなので、これを独自にカスタマイズしてオリジナルの取引ツールを開発することもできる。また、APIの公開によって、顧客独自のプログラム売買や自動売買などを構築することも可能になるという。
GMOインターネット証券では、5月12日のサービス開始以降、2006年度末までに外国為替保証金取引、先物取引、オプション取引を順次取り揃え、すべて同一のプラットフォームにて取引可能な環境を提供するとしている。
こうした「Web 2.0志向に基づく次世代サービスを提供する」(熊谷氏)ことで、2000万人以上のGMOインターネットグループのユーザーに投資機会を提供するとともに、投資未経験者からデイトレーダーまで幅広い顧客を対象に、初年度は10万口座、今年度中の単月黒字化を目指す。
なお、GMOインターネットでは、GMOインターネット証券のサービス提供が、業績に与える影響は軽微であるとして、2006年12月期の連結業績予想は修正しないとしている。
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