グーグルは11月17日、「Googleローカル」の機能を強化したと発表した。検索結果として表示する店舗情報に営業時間や利用できるクレジットカードの情報などを追加したほか、店舗オーナーが自分でGoogleローカル上に情報を追加できる「Googleローカルビジネスセンター」を提供する。
Googleローカルは2005年7月に提供を開始した地域情報検索サービスで、10月6日には地図情報サービス「Googleマップ」とサービスの統合をしている(関連記事)。
今回の機能強化により、検索結果画面で右側に表示されるビジネスリスト(店舗リスト)や地図上のバルーンをクリックすると、詳細情報のある場合は店舗名や住所が表示される既存の吹き出しのほかに「詳細」タブが表示されるようになった。
詳細タブでは店舗の営業時間や商品価格、支払い方法、ホテルの設備、最寄り駅からの距離といった情報が表示される。たとえば「カラオケ 新宿」と入力すれば、検索結果として新宿近辺のカラオケボックスが表示され、詳細タブでカラオケの種類や客室数、ユーザーレビューなどが参照できる。詳細情報として表示されるのはリクルートやぴあ、ぐるナビなど6社が提供するコンテンツとなっている。また、現在Googleローカル上に表示されていない情報は、ローカルビジネスセンターを利用することで、オーナーが無料で店舗情報を登録できる。無料で取得できるGoogleアカウントを使ってビジネスセンターにログインし、必要な店舗情報を入力すると、情報入力後にGoogleから暗証番号を書いた封書が登録した店舗の住所宛てに郵送される。そして、届いた暗証番号をビジネスセンターで入力すれば、6週間以内にGoogleローカル上で登録した情報が公開される。
入力された情報は緑色のテキストで「経営者より提供」と明記され、Googleローカルで提供している情報と区別して表示される。なお、ローカルビジネスセンターで登録された情報は、携帯電話向けのサービス「Googleモバイル」のローカル検索にも連動して表示される。
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