グーグルは7月14日、すでに米国で開始されている地域の店舗やサービスなどの情報を検索できる「Googleローカル」と衛星写真と連動した地図情報の検索サービス「Googleマップ」を日本国内向けに開始した。
Googleローカルは、「ラーメン」や「ホテル」などのキーワードと「渋谷」「新宿」といった場所を指定して検索することで、地図とともに、キーワードに関連した店舗やサービスの情報が表示されるサービス。地域の店舗やサービスに関する情報は、NTT情報開発との提携によるタウンページからの情報とグーグルがもつウェブページのインデックス情報を組み合わせて表示される。
一方、Googleマップは、「渋谷」「新宿」という地名や住所をキーワードとして検索することで、その場所の詳細な地図を表示するサービス。グーグルによれば、地図データはゼンリンとの提携によるものだという。
また、両サービスとも検索結果として表示された地図と同一場所の人工衛星写真も表示できる。
グーグルの広報担当によると、「今回発表したGoogleローカルとGoogleマップはいずれも米国で提供されているものと同じようなインターフェイスを持つが、実際は日本国内向けに、ほぼ最初から開発したサービス」だという。
現在は両サービスともベータ版として公開されていて今後も機能を追加するとしているが、たとえば、米国向けGoogleマップでは、目的地までの道路のルート情報を検索できる機能が備わっているのに対し、「日本ではそういった機能が本当に必要なのかを吟味し、場合によっては日本向けに独自の機能を追加する可能性もある」としている。
なお、地域情報の検索サービスについては、米国内では地域に的を絞ったリスティング広告に注目が集まっているようだが、グーグルでは「国内向けのローカル広告については、検討はしているが、実際のサービスはまだ未定」としている。
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