英国内の3つの中学校で、教室でのコンピュータゲーム利用に関するテストが行われる。
研究プロジェクト「Teaching with Games(ゲームを使った教育)」では、コンシューマ向けのコンピュータゲームが生徒の学習に役立つかを調査する。同プロジェクトは、9月に開始する予定だ。
今回のプロジェクトを進めるNESTA FuturelabのAnnika Smallによると、教室でどのゲームを利用するかはまだ決定していないという。
「(どのゲームを扱うかは)まだ決まっていない。ロールプレイングゲームやファーストパーソンシューティングゲームを検討している。非常に限られた選択とならないように、3つか4つのゲームを選ぶつもりだ」とSmallは述べる。
さらにSmallは「市場に出回っているゲームの中から選択する。純粋なエンターテインメントゲームに対する需要が(教育現場の中に)あるのかを見極めたい。教師たちの意見に、ゲーム開発者らは触発されるだろう。その結果、教室の中で重要な役割を果たすゲームが生まれるとよい」と同氏は付け加えた。
ブリュッセルの代表者を含む欧州の教育団体も、この調査の進展を見守っている。
今回のテストの対象校は英国南部ブライトンの近くにある中学校だ。またドイツでも、ある学校で同プロジェクトのテストがすでに行われている。
Futurelabは声明の中で、同プロジェクトの目的として、子供がゲームから何を学びとるかを知ることや、教室にどう導入すべきかを見極めること、教育現場に導入するうえでゲームに必要な改善点を洗い出すことを挙げている。
ゲーム供給会社のElectronic Arts(EA)も同プロジェクトを支援する。RAでは、コンピュータゲームに対する先生と生徒の態度を調査する。調査結果は、2006年8月に発表される見込みだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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