ファイル交換ソフトウェアWinnyを開発・配布して著作権侵害を幇助したとして金子勇容疑者が逮捕された事件について、同容疑者が特任教員(助手相当)として勤務していた東京大学大学院情報理工学系研究科は、5月10日付けで調査委員会を設置した。
調査委員会は情報理工学系研究科の教授6名で構成され、金子容疑者のWinny開発などに関する情報を収集し、事実関係を調査する。調査結果の公表について、東京大学は「現時点では未定」としている。
金子容疑者は、高度な実践的ソフトウェア開発のできる人材の養成を目的とする情報理工学系研究科の「戦略ソフトウェア創造」教育コースの教員として2002年に採用されている。東京大学では、同容疑者は大学院学生の教育指導を職務としており、Winnyは私的に開発されたものとの認識を示している。
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