Intelが、1個のチップに同社史上最多のプロセッシングコアを統合する。より小さなスペースに高いパフォーマンスを凝縮させることを目指すサーバメーカーにとっては朗報だ。
Intelの説明によると、「Xeon 7500」のパフォーマンスは、「Xeon」シリーズ史上最大の飛躍を実現し、平均で3倍向上するという。また、1個のダイ(ベースになるチップ)に8個のコアを搭載するという偉業は、データセンターに実際的な利点をもたらす。Intelによると、1つの基準として、データセンターは、シングルコアのチップ4個を搭載したサーバ20台を、Xeon 7500プロセッサシリーズをベースに構築した新システム1台に移行できるという。
Xeon 7500採用のサーバは、1台当たり最大256個のチップを使用できる、とIntelは述べている。
他のIntel製「Core i」シリーズプロセッサと同様に、Xeon 7500は、「ハイパースレッディング」技術を特徴とする。ハイパースレッディングは、プロセッサが実行できるタスク(スレッド)数を2倍にできる。したがって、8コアプロセッサで16のスレッドを処理できることになる。この技術は、前世代チップである「Core 2」では提供されていない。
Intelはまた、サポートするメモリ容量も増やす。Xeon 7500ベースの新型サーバは、メモリ容量を4倍に増やし、4プロセッサ構成で最大1テラバイトをサポートする。
Xeon 7500に先立ち、Advanced Micro Devices(AMD)は米国時間3月29日、6コアのダイ2個を組み合わせた12コアプロセッサを発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」