大塚商会は、月額制完全閉域型モバイルアクセスサービス「O-CNET AIR IMPACT」を2月1日から提供開始すると発表した。
O-CNET AIR IMPACTは、3Gデータ通信機能搭載の日本ヒューレット・パッカ−ド(日本HP)製ネットブック「HP5101 3G内蔵モデル(Windows 7ダウングレード版Windows XP Professional)」とFOMA網を用いた定額制データサービスで、携帯電話を使ったワンタイムパスワード機能により認証を行う「携帯マトリックス型個人認証機能」や、事前に登録されているPCだけが社内ネットワークに接続できる「個体認証機能」を備えている。
同サービスではこれらをセットで提供するため、モバイルアクセスのためのノートPCやデータ通信機器、VPNソフト、不正アクセス対策などを個別に用意する必要がない。また、インターネットを経由しない閉域網による通信経路を利用することから、同社では「外出先でもウイルスなどの外部脅威を防ぎ、社外から社内システムへの安全な接続、業務システムなどの運用が可能となる」としている。また、システムの拡張やトラブルが発生した場合、同社が一元的にサポートするため「導入から運用・管理に至る煩雑な作業を大幅に軽減できる」という。
ただし、完全閉域接続を実現するため、大塚商会サービスセンターとユーザー間には別途VPN接続が必要となる。
サービス料金は、2年契約で利用端末1台あたり月額1万1000円、初期登録料が1台あたり1万円(いずれも税別)。2年間の契約が満了すると、1年間の契約延長が可能で、この場合、1台あたり月額7000円(税別)となる。利用端末の初期設定作業や契約期間の保守サポート費も月額のサービス料金に含まれる。同社では、営業やサポートサービスの担当者など、外勤者向けモバイルアクセスツールとしての用途、店舗や建築現場などでの利用を想定しており、2010年末までに1000IDの加入を見込んでいる。
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