「Core 2 Duo」プロセッサがこれだけ大きな話題となっていることを考えれば、Intelが今週の発表イベントでデスクトップ用プロセッサだけに焦点を当てるような無駄な時間の使い方をすることはないだろう。
CNET News.comが入手した情報によると、米国時間7月27日に同社本社で予定される発表イベントでは、IntelのCoreアーキテクチャ3兄弟の最後を飾るノートPC用プロセッサ「Merom」(開発コード名)の詳細が発表されるという。Intelの計画に詳しい情報筋によると、同社はブランド戦略やMeromプロセッサと同時発売のシステムについて詳細を発表する計画だが、チップ本体の発売はしばらくあとになるという。
これら3種類のチップは、ここ数年Intelで最も競争力の高い製品ラインアップを形成しており、いずれも新しいチップ製造アーキテクチャをベースにしている。同社は既にサーバチップ「Woodcrest」(開発コード名)を発売しており、デスクトップチップ「Conroe」(開発コード名)についてもいくつかの詳細を公表している。両チップはいずれも、IntelがAdvanced Micro Devices(AMD)のプロセッサにパフォーマンスで後れを取っていた市場に投入される。
Intelはこれまで、「Pentium M」と「Core Duo」の両プロセッサによってノートPC市場をある程度リードしていたが、Meromではパフォーマンスと消費電力をさらに向上させることになる。Conroeと同様、同チップもCore 2 Duoブランドを冠するが、パフォーマンスを示すモデル番号は5000番台と7000番台になる。
最高経営責任者(CEO)、Paul Otellini氏が米国時間19日の第2四半期決算を発表する電話会議のなかで明らかにしたところでは、Intelは既に、顧客のPCメーカー向けにMeromプロセッサの出荷を開始しているという。情報筋によると、Meromを搭載したシステムは8月末ごろから登場するはずだという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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