Intelは同社の次世代PCチップを発表する日程を決定した。
Intel広報担当者が米国時間7月11日に述べたところによると、同社次世代PCチップ「Core 2 Duo」は、27日にカリフォルニア州サンタクララのIntel本社で開催する予定のイベントで公開されることになっているという。Intel最高経営責任者(CEO)Paul Otellini氏ら幹部数人が同チップの発表会に出席する予定で、これで同社のPentium時代に終わりを告げることになる。
Core 2 Duoチップは「Pentium D」チップよりも消費電力が少なく、より高性能になっていると、Intelは言明している。評論家らが同社と結んでいる秘密保持契約は13日が期限となっているので、評論家らはCore 2 DuoとAMDのデスクトップ用チップを比較したベンチマーク結果を発表することが可能となる。Intelは2006年に入って、同社のCoreファミリーチップの性能が、2006年下半期にはAMD製チップの性能を約20%上回る予定だと述べていた。
デスクトップ用Core 2 Duoチップ「Conroe」(開発コード名)は7月27日のイベントで明らかになるだろう。モバイル用チップ「Merom」(開発コード名)は8月に発表される予定だ。同じくCoreマイクロアーキテクチャで設計されたサーバー用チップ「Xeon 5100」は6月に発表されている。
Intel広報担当者Bill Kircos氏は「(MicrosoftのWindows)Vistaの発売が2007年に延期されたことは、IntelやOEM各社に対して大きな影響となる」と述べ、DellやHewlett-PackardなどのPCメーカーにも言及した。アナリストの中には、Microsoftによる再三のVista発売延期で、2006年下半期のPC購買意欲が下がってしまうのではないかという懸念の声も上がっている。それでもIntelは、同社チップをホリデーシーズンに向けて売り込むことを中心に計画しているようだ。
また、Intelは11日に、同社初のデュアルコア「Itanium」チップ「Montecito」(開発コード名)を7月18日に発表するという先週の報道を認めた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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